あの「夜鳴きそば」実はそばが原点だった。お家でも作れます。
「夜鳴きそば」という言葉、聞いたことありますか。
最近ではビジネスホテルの夜のサービスとして知られるようになりましたが、実はその名前の歴史はずっと古く、深夜の小腹が空いた時にそばを求める日本人の気質と切っても切れないものがあります。このコラムを書いているEC担当者も、その存在を知ってからずっと気になっていたのですが、なかなかタイミングが合わず、まだ食べられていません。そのうち必ず。
ところで、あの「夜鳴きそば」という名前、由来を考えたことはありますか。

夜鳴きそば、名前の原点は「そば」だった。
「夜鳴きそば」という言葉、実はそのまんまの意味です。
江戸時代から明治・大正にかけて、夜の街には屋台のそば売りが出ていました。「そーば、そーば」と声を上げながら、暗い夜道をてくてく歩く。その売り声が「夜鳴き」と呼ばれ、夜鳴きそば=夜中に売り歩くそば屋台、という言葉が生まれたというのが有力な説のひとつです(諸説あります)。
当時の庶民の夜食といえば、そばでした。今でいうコンビニやカップ麺の役割を、屋台のそばが担っていた時代があったわけです。
なのに、なぜラーメンになったのか。
戦後、ラーメンが全国に急速に普及するにつれ、夜の屋台もそばからラーメンへとシフトしていきました。そして「夜鳴きそば」という名前だけがそのまま残った。
中身はラーメンになっても、名前はそばを名乗り続けた。なかなか義理堅い。

お家のキッチンが、夜鳴きそばの屋台です。
夜中に小腹が空く。そういう夜、ありますよね。
先日、EC担当者の息子が深夜24時近くにカップラーメンを食べようとしていました。「それ、胃に重いよ」と止めて、代わりに冷凍生そばで温かいかけそばを作ってあげたところ——喜んで食べてくれました。「お家夜鳴きそばだ」と言いながら。親としては、ちょっとうれしかったです。
富士そばの冷凍生そばなら、沸騰したお湯に入れて2分。それだけです。温かいかけそばにすれば、ほっとする夜の一杯が出来上がります。しかも胃に重くない。翌朝もスッキリ。カップ麺とは、そこが違います。

お家夜鳴きそば、4つの気分
せっかくなら、その日の気分で選んでみてください。
スタンダード かけそば
ねぎと七味だけでも、十分です。シンプルが一番、夜中にはちょうどいい。
ちょっとこだわり仕様
三つ葉を一つまみ、ごまをひとふり。それだけで急に品が出ます。「まあ、一杯いったか」な気分に。
〆そば
飲んだ後の締めといえばラーメン、の常識を疑ってみてください。アルコールで疲れた胃腸には、あっさりしたそばの方が翌朝の体が違います。〆ラーを〆そばに変えるだけ。
夜食置き換え
カップ麺と比べてみてください。なんと2分で、手軽にできて、胃への負担はずいぶん違います。夜中に食べるなら、そばという選択肢をひとつ持っておくと便利です。
夜鳴きそば、本来の姿に帰ってきた。
「そーば、そーば」と夜道を歩いた屋台のそば売りから数えれば、夜鳴きそばの歴史は100年以上。時代が変わって、中身がラーメンになっても、名前だけはずっとそばを名乗り続けてきました。
冷凍庫に富士そばの生そばを一袋入れておけば、夜中のいつでも「本来の夜鳴きそば」が食べられます。
屋台が来ない夜も、どこにいる夜も。